2012年01月01日
錦市場 堀川ごんぼといもぼうの話
錦市場 堀川ごんぼといもぼうの話
かつて秀吉の聚楽第が壊された時、その残骸は何年もほったらかしにされていました。お堀にごもく(ごみ)がどんどん捨てられて、そこから生えてきたのが、この堀川ごんぼだったといいます。土とごんぼをとってきて上の方の畑に植え変えたのだそうです。ごみといっても現在のようなポリ容器やビニールはないのだから、自然の有機農法といったところですね。大きなもので長さ一メートル、幅十センチにもなったといいます。
またいもぼう(棒鱈と海老芋を煮込んだもの)は、安永年間に平野屋・いもぼう・の先祖である平野権太夫さんが仕えていた青蓮院宮が、長崎の芋を持ち帰ったそうで、預かって、土寄せをして丁寧に育てると、海老のような模様と形の芋が採れたそうです。その青蓮院宮が・海老芋・と名付けたのが始まりです。粘り気があり、型くずれせず栄養価も高いので精進料理などで重宝されています。
Posted by 京聯自動車観光部 篠田ほつう at 00:00│Comments(0)
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