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2013年06月28日

伏見の酒と京扇

 先日の観光案内は、京の土産処をめぐりました。

伏見の酒と京扇

 では、一件目、大手筋商店街を真ん中あたりにあります、伏見の酒の全蔵元取扱い処「油長」さん。吟醸酒・大吟醸酒・季節のお酒を中心に年間で100種類以上の「伏見の酒」を取り扱っています。店内には「え〜こんなにあるの」と私もガイドを忘れてびっくり!
英勲、玉乃光、招徳、都鶴、月の桂、井筒屋伊兵衛、古都千年うすにごりと吟醸酒やら生原酒などなど。酒好きにはたまらないでしょうね。
 なんと店舗には、きき酒カウンターも設置されています。常時80種類以上の伏見の酒が用意されていて、伏見全蔵元のお酒をお猪口単位(150円〜550円)で注文できるのも嬉しい。 じっくりと飲みたい方にはグラス (250円〜1000円)もあります。
  二軒目は京扇の老舗ご存知「京扇堂」さんです。

伏見の酒と京扇

 古代中国の故事でいう団扇とは、「うちわ」のことで、折り畳みのできる「扇」は日本ではじめて創られた後、中国にも伝わった我が国起源のもの。
 平安時代の初期より、京の都で扇が発明されたといいます。最も古いものとされている扇は、京都東寺の仏像の腕の中から発見された檜扇で元慶元年(879)と記されています。紙扇も平安時代に発明され、これが檜扇とともに中国に伝わり、さらに遠くヨーロッパに広まったのだとか。
 京の古い扇屋は 「阿弥」の称号を名乗り、「京扇堂」も旧名は「眞阿弥京扇堂」という名で洛中の人々に親しまれてきました。初代・齊木兵助は、東本願寺の寺侍でしたが、持阿弥で扇の術を得、 天保三年(1832)に西本願寺前の油小路花屋町に店を開いたのが始まりです。
 「阿弥」の称号は、平敦盛の妻であった、如仏尼が後嵯峨天皇の皇子・王阿の熱病を扇の風で直したとの伝承に由来します。如仏尼の結んだ庵、御影堂の女人たちが扇を作るようになり、この御影堂を中心にして、多くの扇屋が軒を連ねました。それらの扇屋が、阿弥を称したのだといいます。


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Posted by 京聯自動車観光部 篠田ほつう at 15:40│Comments(0)京の街角
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