2012年06月04日
千利休の「侘茶」の思想・美意識を具現した前衛的な焼物の数々

桃山時代、千利休に見出されて世に出た樂家初代長次郎の樂茶碗は、これまでの焼物とはまったく異なった前衛的な焼物として、「今焼」と呼称され重宝されました。樂焼の「樂」は、幻の京御殿「聚樂第」、長生不老の樂(うたまい)を聚(あつ)むるものなりに因む「樂」の一字を豊臣秀吉が授けたといいます。
一子相伝の伝統技法は現在、十五代 樂吉左衛門さんによって受け継がれています。長次郎が作陶を始めた頃より450年、樂家歴代は変わることなく、この地で樂焼の伝統と技術を現代に伝えてきました。

その制作と焼成法もまた450年前と全く変わらぬ方法で現在も引き継がれています。樂美術館は樂家に隣接して建てられています。
公益財団法人 樂美術館
住所:602-0923 京都市上京区油小路通一条下る TEL:075-414-0304
開館時間:10:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜日(祝日は開館)、展示替え期間 詳しくは樂美術館HPを!
Posted by 京聯自動車観光部 篠田ほつう at 08:31│Comments(0)
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