2013年03月29日
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伏見戦跡に咲く桜並木

京橋といっても大阪ではありません。京都の伏見にあります。かつて京と大坂を結び、三十石船など、千を超えると言われる船運で賑わった伏見港の中心がこの京橋周辺でした。角倉了以の高瀬川開削で、京と伏見が結ばれるとさらに賑わいを呈します。江戸期には、大名の本陣、家臣のための脇本陣や旅籠が軒を連ねていました。
幕末の鳥羽伏見の戦いでは、新政府軍と、旧幕府軍の間で激しい戦闘が行われたのもこのあたりです。案内板には「……鳥羽伏見の戦いが始まる前日夕刻、会津藩の先鋒隊約200名が大坂から船で伏見京橋に上陸。ここ伏見御堂を宿陣として戦った。伏見奉行所に陣を置いた幕府軍や新選組が民家に火を放ちながら淀方面に敗走したので、このあたりの多くの民家が焼かれ、大きな被害を受けた……」とあります。
京橋の袂、豊臣秀吉の伏見城築城の際に、外堀として開削された濠川に沿って咲く桜並木が、今年も朝日に美しく映える季節がやってきました。
