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2013年02月03日

廬山寺の鬼法楽



 源氏物語の作者・紫式部の邸宅跡と伝わる廬山寺の追儺式鬼法楽が行われました。通称「鬼おどり」と呼ばれるこの行事、寺の開祖・元三大師良源が修行を邪魔した三鬼を三鈷で退散させた故事にちなんでいます。
 太鼓と法螺貝の音を合図に、松明と宝剣を持った赤、大斧をかついだ青、大槌をさげた黒の鬼が次々に登場。 色は「貪欲」、「怒り」、「愚痴」とそれぞれ人間の煩悩の象徴を表すのだとか。
 鬼たちは修法を妨げるため、踊りながら堂内に乱入しますが、僧侶たちの護摩の法力や法弓、 福娘の撒く蓬莱豆や福餅の力に追いつめられて退散するという物語絵巻。何といっても、鬼たちの踊りがユニークで面白い。



 それにしてもすごい人でした。退散した鬼たちも境内では観衆に揉まれて大人気。初めは怖がって泣き喚く子供たちもいましたが、最後はにっこり一緒に記念撮影。一年の無病息災を祈ります。 
 こちらで撒かれる豆は蓬莱豆といい、紅白の砂糖衣で大豆を固めた珍しいもの。 紅白一粒ずつ食べると寿命が延び、福餅を食べると開運出世するといいます。
 ところで元三大師良源をご存知ですか。比叡山延暦寺中興の祖と言われ、天台座主にまでなられた高僧です。この方、わが国におけるおみくじの元祖(元三大師百籤)としても著名なんです。

  

Posted by 京聯自動車観光部 篠田ほつう at 18:46Comments(0)京の歳時記・あたりまえ