妖怪アプリ登場
妖怪アプリ登場!
一条通りにある大将軍商店街は、平安時代の京都で起こったとされる百鬼夜行(多くの異形の鬼・妖怪たちが夜中に徒党を組んで行進する現象)の通り道だったとされることから、各店舗ではかわいい妖怪たちが出迎えてくれます。
大徳寺真珠庵所蔵の『百鬼夜行絵巻』では、古道具が変化した妖怪「付喪神(つくもがみ)」が主役になっています。陽気で滑稽で愛らしい姿が描かれています。
昔は、煤(すす)払いと称して、年の暮れに屋内の煤やほこりを払い、不要になった道具類を廃棄しましたね(現代の年末大掃除)。
『付喪神絵巻』によると、煤払いには、手持ちの古道具が付喪神に変化する前に手放すという目的もあったそうです。
その廃棄された古道具を神社仏閣で転売し始めたのが、京都で有名な東寺や北野天満宮の古道具市の起源であったとも言われています。
さて、これまでも妖怪ストリートとして、妖怪アートフリマ・もののけ市や妖怪オブジェコンテストなどなど、様々なイベントや企画で商店街を盛り上げてきた振興組合が、今度は、なんと妖怪カメラなるスマフォ用のアプリを開発しました。
噂を聞きつけ、早速行ってみました。これ、実に愉快、いや妖怪、まあいいや、おもしろいです。商店街内のあちこちでスマフォを翳すと次々に可愛い妖怪たちが登場します。
大型店舗の進出ラッシュの中でも、元気にがんばっている商店街を絶対、応援したい篠ちゃんでした。
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